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2011年08月26日

突然の電話

夏休み前から・・
彼との関係が突然断たれた・・

何度連絡しても「お客様のご都合によりお繋ぎ出来ません」

auからの繰り返し流れるアナウンスを何度も何度も耳にした

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*

8月の初旬・・
突然その日は訪れた・・

今日もあのアナウンスを聞くことになるんだろう・・

そう思いながら家電話からピポパ・・とダイヤルすると・・

「プルルルル・・プルルルル・・ ・・」












呼び出し音が鳴っている・・ ・・!










彼の携帯番号が登録してあるケータイからかけている訳ではないので・・
番号を押し間違えたのかと思い、一度・・家電話の受話器を置いた・・

フーと深く呼吸を整えて・・
もう一度彼の携帯に電話してみた・・









「プルルルル・・プルルルル・・ ・・」











「間違いない・・アナウンスが流れない・・」

















何故、突然連絡が取れるようになったのか・・
頭の中でパニックになり
その場でウロウロした・・ ・・

そのとき・・
受話器の向こうで声がした・・

「もしもし?」「もしもし?」










その声が彼のものなのか・・
一瞬の戸惑い・・
目の前がグラグラしながら
「どうしよう どうしよう・・」

「声を出さなくちゃ・・無言電話になっちゃう・・」








わかっている・・

なのに・・

声が出ない・・

自分では「もしもし?」とこちらも問いかけているつもり・・

でも声が出ていない・・声が出ない・・出せない・・

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*

プツっと・・
向こうから電話が切られた・・

そりゃそうだよね・・

無言電話だもの・・
気味が悪いもの・・

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*

「果たして・・電話の相手は彼だったのだろうか・・」
「それとも・・まったく別の相手・・ ・・?」

自問自答を繰り返すそのとき・・
わたしのケータイが鳴った・・

聞きなれた着うたが流れる・・

「あ、電話・・」

画面を見ると・・













彼の名前が表示されている



!!





「もしもし?」






「もしもし・・ ・・」










約1ヶ月間・・

連絡の取れなかった期間を埋めるかのように・・
ふたりは会話をはじめた・・






驚くことの連続・・

突然連絡が取れたことだけでも驚きなのに・・

電話口から聞こえる彼の声・・

この1ヵ月間に彼の身に起きていたこと・・









驚きはどこまでも続き・・

こういうときに・・
なんて声を掛けてあげたら良いのか・・

そんな自分がもどかしくて・・
そんな自分に腹が立った・・






こんなときに限って・・
どうして適切な言葉が思い浮かばないのだろう・・









それでも・・


わたしの声が聞けて嬉しいと・・

彼はそう話してくれた・・

それはわたしも同じだった・・
posted by natu at 09:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月17日

会いたい

気付いたときには・・
頭の中は少し前に出会った青年のことでいっぱいになっていた

子供たちと夕食を済ませると・・
なにかに捕り付かれたかのように、その青年の名を連呼していた・・

「会いたい」

その一心で・・
たわいもないことをメールした・・

しばらくすると・・
メールではなく・・
ケータイには電話で着信があった・・

出ようかどうしようか・・
一瞬の迷い・・

プッとボタンを押した

「もしもし」

お互いに顔から火が出そうな雰囲気だ

「会いたい」

そう、お互い・・思った・・ ・・

当時まだ幼児だった下の子のことが気掛かりだ

預ける場所もないはずの我が家の事情・・

「また今度ね」

そんな夜であった
posted by natu at 07:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月15日

出会い

人を好きになるってどんな感じだったんだろう・・

そんなことですらわからなくなっていた自分
少し前までのわたしは恋愛のすべてがわからなくなっていた

感覚が麻痺して・・
いけないことなんだけど・・

「恋愛したいな」なんて漠然と考えたりした

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たまの外出で駅前で待ち合わせをした

友人が現れるのを待っているところに・・
「すみませ〜ん」と声を掛けられた

はっとしたわたしの目の前に・・

いまのリアル自分からは考えられないような・・
若い、いまどきの青年が走り寄って来た・・ ・・

機種変更したばかりで
操作の慣れていないケータイを持ちながら
二言三言会話した゚・:.。★★。.:・゚

番号とメアドを交換した・・

笑顔が爽やかな青年。

少しの仕草にどきどきする。

待ち合わせをしていると話すわたしを気遣って
その場から少し離れる青年・・ ・・

目が合うとにこっと笑いかけてくれた・・ ・・

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少しすると待ち合わせ場所に友人が現れた

場所を少し変えてふたりで食事した
おいしい料理に舌鼓しながら・・
わたしが話すことはさっきの青年のことばかりだった

「また会えるのかな・・」

その日からわたしの頭の片隅にはいつもその青年の存在があった
posted by natu at 12:51| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月18日

会話

「なにか食べていこうか?」

彼がそう話してくれたことがうれしかった

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「あぁ もう少し・・この・・一緒にいられる時間を共有できるんだ・・」

そう思うと・・気持ちはいっぱい。

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お店の下でキャッチをしていた人と彼が話していた

飲み放題にする?という彼の提案にこくんと頷いた

エレベーターで目的の階に辿り着いた
通された席はガヤガヤした賑やかな席だった

「個室っていうから来たのに・・」
という戸惑った風の彼・・

キャッチのひとから受けた話を
飲み物のオーダーに来た店員さんに告げると
個室に通していただけました┌○"ペコッ

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飲み放題にしただけあって・・
彼の飲むペースは速い(; ´艸`)

自分も・・絶対に苦手である日本酒をのぞいては
結構飲めるほうなのに・・
ビールやカクテルにしろ・・
自分よりもはやいピッチでのむひとを目にするのは初めてだった

彼のペースに合わせようとぐいぐい飲むものの・・
追いつくことがなければ・・
グダグダに酔うこともない・・

そう・・
緊張しきっている自分がそこにいた・・

屈託のない笑顔でアニメやゲームの話をしてくれる彼。

自分からしてみたら・・
アニメやゲームなんて無縁のようにみえる顔立ち、風貌なのに・・

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笑顔で話す彼が眩しい・・。

そう、彼と一緒にいていいのか・・
そんな迷いが生じたりする・・

待ち合わせの・・
どきどきした感覚・・

そんなこと、すっかりとうの昔に忘れたことなのに・・
彼と一緒にいると・・どきどきするんだ・・

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*

時間を見つけては
恋愛ブログなどを閲覧している



posted by natu at 10:43| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月26日

気分が少し落ち着いてから・・
いただいたメールを読ませてもらった

明らかにコピー&ペーストで
何人もの女性に同じ文章を送っているであろうひとも多かった

そんな中で・・
わたしが趣味ゲームと記載してあることをちゃんと
知っていてくださるかたも数人いらっしゃって・・

3人返事を出した方と、
メールでのやり取りが続きました。

それでも・・
ふたりの方とは食事をしただけでおわりました

実際あってみると印象って違うものですし・・
それ以降に発展しそうな気配すらみえなかったです・・お互いに・・

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3人メールをしていたなかで・・
ただひとり・・違う方がいらっしゃったのです

はじめて待ち合わせたときからドクドクと緊張しました
にっこり見せる笑顔にもどことなくさみしさがこみ上げて・・

予約していただいていたお店でビールなどをたのみ
お互いのこれまでや近況について話しました

「また会おうね」

こう約束すると、それぞれの家路に着きました

*+☆+*――*+☆+*――*+☆+**+☆+*――*+☆+*――*+☆+*

しばらくメールを続け・・
その人と2回目の約束をしました

待ち合わせ時間は前回(初回)をほぼ同じ・・
待ち合わせ場所は少し離れたところだけれど大丈夫・・

身支度やら子供たちを預けるタイミングやらで
少々遅れてしまったわたし(*´・ω。)

待ち合わせ場所であたりを見回したり((゚д゚o)キョロキョロ(o゚д゚))
時計を何度も眺めたり・・[みかん箱]ヾω・o)

そんなとき・・に・・

「すいませ〜ん」っと声が!

駆け寄ってくるその声が・・
わたしに向けられていることがわかりました

「はい」

そう答えて、相手の目をまっすぐ見据えました

大人と少年の狭間にあるその彼の瞳がきれい・・
ポカンとしているわたしにお店のことを軽く紹介してくれました

「あ 今日は・・いまから予定が・・待ち合わせしてるの・・」

そう話すと「わかりました」とその青年は離れていきました

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少しすると待ち合わせの相手のひとがそこに現れました

いつも通りお洒落なバーで乾杯して・・
あれこれとお互いの近況について話しました

そのときにわたしが話したことは
「さっき」出会ったばかりの青年のことばかりでした
posted by natu at 12:09| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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